日本の技術者だけで建設された我が国初の100m級の『アーチ式コンクリートダム』
東北のダムとして「土木遺産」として初認定されたダム!
鳴子ダムは1957年(昭和32年)に北上川水系江合川(宮城県大崎市鳴子)に建設されました。
宮城県内の国直轄ダムでは、一番建設が古く、ダムの形式も珍しいアーチ式コンクリートダム。
新緑のすだれ放流や紅葉の時期も有名ですが、今年は「レインボーすだれ放流」など有名なダムです。
鳴子ダム
ダム堤体は国道47号から国道108号へ向かい、スノーシェッドを出て左側への駐車場へと曲がります。
鳴子ダム駐車場から歩いて5分ぐらいでダム堤体に着きます。

ロックフィルダムや重力式コンクリートダムの形式が多いのですが、鳴子ダムの形式は珍しいアーチ式コンクリートダム
V字渓谷の地形と周辺の地質調査から、ダム形式が選定されたそうです。

30年間使用された放流バルブ

ダム天端も歩けます。アーチ式のフォルムがいい。

堤体下流の状況、V字渓谷の地形がよく分かります

奥に見えるのはダム管理庁舎で、資料館ではダムカードがもらえます。

洪水放流部特殊設計(デフレクター)
流水の方向を川の流水方向に変えるため、ダムエプロン部にデフレクターが見えます

上流の荒雄湖

土木遺産の紹介
歴史的土木構造物の保存を目的とした土木学会による認定制度
日本の技術者だけで建設された我が国初の100m級『アーチ式コンクリートダム』

鳴子ダム管理庁舎・展望テラス・展示室
駐車場に入り、正面玄関の左側から展望テラスと展示室があります。
無料の双眼鏡が使用可能
展示室内では鳴子ダムに関する各種資料を見ることができます。
展示室は無人ですが、ダムカードがもらえます。

鳴子挟レストハウス
紅葉で有名な鳴子挟
撮影時は9月末、紅葉はまだまだ先です

